less は長いファイルを1画面ずつ読むためのコマンドです。スクロールのキー、/ での検索、q で抜ける操作を、ブラウザ上のターミナルでそのまま打ちながら確認できます。
最終更新: 2026-09-05
less [オプション] ファイル
ファイルを1画面ずつ表示します。 表示専用の画面に入るので、ファイルの中身は変わりません。
このページのターミナルには、120行のログが置いてあります。
$ wc -l logs/app.log
120 logs/app.log
cat で開くと全部流れてしまう長さです。
less で開いてみてください。
$ less logs/app.log
画面が切り替わり、先頭から1画面ぶんだけが表示されます。 いちばん下の行には、いま開いているファイル名が出ます。
001 ERROR request failed
002 INFO request handled
003 INFO request handled
...
logs/app.log
読み終わったら q を押します。 プロンプトに戻ります。
覚えるキーは多くありません。
| キー | 動き |
|---|---|
スペース / f | 1画面ぶん進む |
b | 1画面ぶん戻る |
j / ↓ / Enter | 1行進む |
k / ↑ | 1行戻る |
d / u | 半画面ぶん進む / 戻る |
g / G | 先頭へ / 末尾へ |
q | 閉じる |
G で末尾へ飛べるのは、ログを見るときにいちばんよく使う動きです。
最後に書かれた行が、いま起きていることだからです。
/ に続けて文字列を打ち、Enter を押すと検索できます。
/ERROR … ERROR を含む次の行へ移動するn … 次の一致へN … 前の一致へ長いログの中から異常だけを拾うときは、grep で件数を確かめてから less で前後を読む、という順が扱いやすいです。
$ grep -c ERROR logs/app.log
8
less は、長い出力を落ち着いて読むための場所です。
| 場面 | 打ち方 |
|---|---|
| 長いログを読む | less app.log |
| 一覧が長くて流れてしまう | ls -l | less |
| 行番号を出しながら読む | less -N app.log |
| コマンドの説明を読む | man ls(内部で less が使われます) |
q で抜けます。
初めて開いた人がいちばん戸惑うのがこれです。
less は表示専用の画面なので、q で閉じてもファイルには何も起きません。
短いファイルには要りません。
$ cat notes.txt
buy milk
call the bank
画面に収まるものは cat のほうが速く、結果も履歴に残ります。
ファイルを編集する場所ではありません。
less は読むだけです。
書き換えたいときは vim などのエディタを使います。
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